眼科往診の必要性

    Aging-QOV

(QOV= Quality of Vision)

~超高齢社会での加齢視機能を守り、維持する医療の実現を目指して~

 

 

~高齢者の目の病気~

 ≪高齢者に多い目の病気≫・・・往診で見つかる“目の疾病とその有病率”

-1 白内障:70歳代の80~90%が発症。90代ではなんと!100% 進行抑制の点眼か手術を

-2 緑内障:70歳台~80歳以上で10%~11.5%の有病率。治療は眼圧を下げることです。

-3 加齢黄斑変性:加齢に伴い急激に増加。2007年の調査で加齢黄斑変性の有病率1.3%

-4 目のかすみ・ドライアイ・目ヤニ:訪問診療時の適切な“処方”により対応。

-5 睫毛内反・睫毛乱生(逆さマツゲ):定期的な処置が必要となり、往診での対応可。

-6 糖尿病性網膜症:三大合併症で失明率第二位。それでも眼科受診者は30%に止まります。

 

網膜症を早期に発見するためには、内科で糖尿病と診断されたら、目に自覚症状がなくてもまずは眼科受診をうけ、

その後も定期的に眼底検査を受けていくことが必要です。

患者さんの網膜症の早期発見・早期治療につなげるために、ご家族様へ「眼科往診のお知らせ!」を配布するなどの取り組みを行います。さまざまな眼科の治療技術の進歩と“眼科往診の現出”により、網膜症は“失明の予防”から、“より良い視力の維持”へと向かっている今、今後も、内科医、眼科医と連携して患者さんへの啓発活動に取り組み、QOV(Quality of Vision)の向上を目指して参ります。